安達先生には高３の1年間、お世話になりました。私は高校に入ってからずっと化学が苦手で学校の評価では毎回10段階中6の評価でした。いわゆる平均点をとることが多くありました。なぜなら、高校の授業では、化学はひたすら暗記科目だと捉えており、暗記に苦手意識があったため、化学は苦手、と思い込んでいましたからです。そんな私の思い込みを覆してくれたのが安達先生の授業でした。

先生は理屈から説明して下さり、そのやり方が私にとても合っていました。根本を理解し、いわゆる基礎固めを徹底的にやる事で、本当の理解力が付き、少し難しい応用問題にも果敢に取り組めるようになったと思います。

理系の学生は｢長文｣に苦手意識がある人が多いと思います。なぜなら、何を言いたいのかが読んでる途中で頭の中で整理できなくなるからです。化学の問題にも度々、実験操作が長文で出題され、私を困らせました。そこで、先生は実験操作を絵で表し、視覚化する、という手法を用い、一目で流れを把握できるようにして下さいました。文を読みながら絵を書くことで、文だけでは掴みきれなかった事実を把握出来たりと一石何鳥にもなる、とても便利な手法でした。他にも、参考書に載ってないような先生独自のちょっとした工夫を織り交ぜた解法を紹介して下さったり、実生活に結びつけた講義展開など、先生の授業を受けているとハッと驚くような発見やワクワク感が味わえました。

結果、受験期には化学は好きな方の科目になっており、試験本番でも私の得点源となってくれました。1年間、先生の授業を受けることが出来て本当に良かったです！化学は思っている以上に私たちの身近に潜んでいて、先生は楽しく学べるヒントを授業の中にたくさん散りばめてくれるので、化学が得意科目になるだけでなく、好きな科目になると思います。先生に感謝しています。