美容/健康

「同じ栄養素でしょ」と甘くみることなかれ、タンパク質や炭水化物とはココが違う!微量でもよく働くビタミンの全てです。

-ビタミン

2015-10-24

こんばんは。
今日は「ビタミン不足が気になる…」方にお届けしたい情報です。
これまで、「ファイトケミカル」に属する化合物を紹介してきました。

まだまだここに属する化合物はたくさんあるんですが、ここで少し別な物質の紹介をしたいと思います。
ここからは「ビタミン」の説明していきたいと思います。

突然ですが質問です。
中学や高校で習った思いますが、「三大栄養素」には何が含まれているでしょう?

答えは

  • 炭水化物
  • タンパク質
  • 脂質

の3つです。

実は、今日のテーマであるビタミンはこの中に含まれません。
(理由は後述します。)

話は変わりますが、多くの方は
ビタミンとはどのような化合物でしょうか?」
と聞かれて

  • 炭水化物や脂質,タンパク質のように栄養素になっている物質
  • たくさん摂ることで体にいい物質

など、概ね『栄養素』という視点でイメージされるのではないでしょうか?

正しいビタミンの定義とは

  • 体の様々な機能を補助してくれる物質
  • 微量で十分な働きをしてくれる物質
  • 体内で合成されることがないため、食べ物などを通じて摂取しないといけない物質

です。

つまり、これらの性質は、一般的に「三大栄養素」とされる

  • 炭水化物
  • タンパク質
  • 脂質

とは少し異るのです。

具体的には次のような違いがあります。

なので、ビタミン同様、微量で体の機能を補助してくれる「ミネラル」を先の三大栄養素と合わせて「五大栄養素」ということもありますが、一般的に「栄養素」といった場合、先の「三大栄養素」を指します。

栄養素 全体図

栄養素 全体図

ビタミンを知る上で大事なことはこれだけではありません!
ビタミンは大きく分けて、「水溶性(水に溶けやすい)」と「脂溶性(脂に溶けやすい)」の2種類あります。
そして水溶性ビタミンは9種類、脂溶性ビタミンは4種類あります。

ビタミン一覧

ビタミン一覧

ビタミンを摂取するには

  • 生で食べる
  • 調理して食べる
  • サプリメントを飲む

などの方法があります。

ただ、気をつけないといけないことがいくつかあるので紹介しておきます。

  1. 水溶性ビタミンは熱に弱い物質が多い
  2. 水溶性ビタミンは一度に大量摂取しても、体内に吸収される前に排出されてしまう
  3. 脂溶性ビタミンは体外に排出されにくいが、体内に過剰量あると悪影響を及ぼすことがある

などです。

「どうしたら、バランスよく摂取できるんだ〜!?」
とお困りの方、こちらのHPを参考にしていただけるといいかと思います。

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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