こんばんは。
今日は「若返りのビタミン」について説明します。
この単語にピクッと反応された方は、ぜひ一読してみてください。
今回は「ビタミンE(トコフェロール)」を紹介します。
ビタミンEとは
このビタミンEの別名「トコフェロール」は、「トコ」は『Tocos』(子どもを生む)、「フェロール」は『phero』(力を与える)というギリシャ語からきています。
今でこそ、このビタミンEは、下に示すの効能が有名になりましたが、発見のきっかけは
- 不妊を防ぐ栄養素
だったんだそうです。
ビタミンEの効能について
ビタミンEには
- 抗酸化作用(これによって、生活習慣病の予防や改善になります)
- バリア機能
- 血行促進
- 生殖機能の維持
などの効能があります。
上に挙げた効能のうち、初めの3つがビタミンEを「若返りのビタミン」と呼ばせる理由です。
なので、ここから少し詳しく説明をしたいと思います。
- 抗酸化作用
体内で発生してしまう「活性酸素」はコラーゲンを分解してしまう酵素を作り出してしまいます。これが「しわやたるみ」に繋がります。
ビタミンEは活性酸素を減少させる「グルタチオン」という物質の合成を促進してくれるので、肌を守ってくれます。 - バリア機能
ビタミンEは体内に吸収された後、いくらかは肌表面にしみだしているそうです。
このしみだしたビタミンEは皮脂の酸化を防止し、肌を保護する「バリア」として作用するんだそうです。 - 血行促進
ビタミンEは血液の循環を良くして、酸素などが体の隅々まで運ばれ、細胞の新陳代謝が活発に行われるようになります。
また、皮膚の新陳代謝も高め、シミやそばかすを防ぎ、美肌になるんだそうです。
あっ、追加ですが、ビタミンEをこれらの目的で使うときは、ぜひ一緒に「ビタミンA(レチノール)」「ビタミンC(アスコルビン酸)」も一緒に摂取することをお勧めします。
(これらをまとめて『ビタミンのACE』と呼ばれます)
これらを組み合わせて摂取することで、美肌ケアはかなりのものになるそうです。
最後に
このビタミンEを食べ物で摂取しようとした場合は
- 油脂類(ひまわり油,べにばな油など)
- 種実類(アーモンド,ヘーゼルナッツなど)
- 魚の卵や肝(あんきも,からすみ,いくら,たらこなど)
に多く含まれています。
って、これらの食材を定期的に食する方って少量だと思うんですよね。
なので、おススメとしては、次のようなマルチビタミンで『ビタミンACE』として摂取するのが良いのかな、と思います。
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