こんばんは。
今日は「月経前が常に憂鬱な女性」に朗報です!
今回は「ビタミンB6(ピリドキシン)」について説明します。
ビタミンB6とは
このビタミンB6は
- レバー
- まぐろ
- かつお
など動物性食品に多く含まれています。
(それ以外にもバナナやサツマイモ,にんにくなどにも含まれているそうです)
また、ビタミンB6は血液中で鉄を運ぶ「ヘモグロビン」という物質を合成する時にも必要な栄養素なので、不足すると貧血が起こることもあります。
ビタミンB6の効能について
このビタミンB6には
- 丈夫な髪や歯,爪などを作る手助けをする
- 神経機能を正常に保つ
- アレルギー症状を緩和する
- 月経前症候群(PMS)やつわりなど、女性特有の症状を緩和する
などが主な効能としてあります。
この中で、今日は「月経前症候群(PMS)やつわりなど」に、ビタミンB6が有効であることを説明したいと思います。
まず、月経前症候群(PMS)から説明します。
この症状は
- 排卵前、妊娠に備えて「卵胞ホルモン(エストロゲン)」が多く分泌
↓ - それと一緒に「神経伝達物質(セロトニン)」が分泌
(この「セロトニン」は精神の安定をもたらすホルモンであり、「幸せホルモン」とも呼ばれます)
↓ - 排卵後、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の分泌量減少とともに、「神経伝達物質(セロトニン)」の分泌量も減少
↓ - セロトニンの分泌量減少によって、精神が不安定になる(イライラや不安感が強くなる)
という流れで起こるのです。
ビタミンB6は、このセロトニンの合成に関与している物質で、しっかりと摂取することでセロトニンが体内に不足しなくなり、症状が緩和されるのです。
次に、つわりに関して説明します。
はっきり理由が分かっているわけではないとのことですが、妊娠すると体内でアミノ酸の一種「トリプトファン」がうまく消化(代謝)されなくなることが原因なのかと言われているそうです。
ビタミンB6は、摂取したタンパク質を
- 分解して、アミノ酸に変える
↓ - 再合成して、体内で必要なタンパク質をつくりだす
という役割も担っているので、つわりにも効果が出ているんだと考えられています。
最後に
このビタミンB6をおいしく摂取するレシピを紹介して、今日は終わりにしたいと思います。
よろしければ、試してみてください。
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