こんばんは。
今回も「お酒が好きな方」に朗報です!
そして、前回の「クルクミン」よりも、二日酔いに効くのではないかと期待されている化合物です。
スルフォラファンとは
突然ですが
「ブロッコリースプラウト」
を知っていますか?
これはブロッコリーの新種ではないですよ。
普段料理をされる方,食材をお店に買いに行かれる方なら知っているかもしれませんね。
さて、なぜ、この「ブロッコリースプラウト」の話から入ったかというと、今日の物質スルフォラファンを非常に多く含む食材だからです。
スルフォラファンの効能
このスルフォラファンには、次の効能があると実験結果で明らかになっています。
- 抗酸化作用を持つ(ファイトケミカルですからね)
- 悪酔い防止
- 新陳代謝を促すため、美肌に効果絶大(デトックス作用があるんだそうです)
- メタボ対策
- ピロリ菌などによる炎症を抑える花粉症対策
などがありました。
こう並べてみると、スルフォラファン、すごいですね・・・。
悪酔いの原理
前回の「クルクミン」のときには説明しませんでしたが、どうして悪酔いするのかの原理を説明したいと思います。
まず、体内にアルコール(エタノール)が入ると体内で酸化され、「アセトアルデヒド」という物質に変化し、その後さらに酸化され「酢酸」となり体外に排出されます。
ここで、反応が順調に進まず、体内でアセトアルデヒドの濃度が濃くなると悪酔いを引き起こすんです。
まだマウスでの実験段階ですが、このスルフォラファンを投与したマウスの血中アセトアルデヒド濃度は、投与していないマウスに比べて明らかに低いという結果が得られたそうです。
今後も研究は続きますが、とても期待したい化合物ですね。
(スルフォラファンはクルクミンの約25倍の効果があるといわれています)
最後に
これだけ色々な効果をもつスルフォラファンですが、食品メーカー『カゴメ』で研究をしています。
実は、この物質を取り扱ったPR動画が秀逸!
思わず「スルフォラファンで元気になって!」と言ってしまう作品になっています。
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