こんばんは。
今日は高血圧で悩んでいる方に朗報です。
今回は「ルチン」について説明をします。
ルチンとは
このルチンは「ビタミン様物質」の一つであり、以前は「ビタミンP」と呼ばれていました。
このビタミンPは、発見当初は純物質(1種類の化合物からできている物質)と考えられていました。
ところが、研究が進み、このビタミンPは
- ケルセチン(前回紹介しましたね)
- ルチン
- ヘスペリジン(後日紹介予定です)
といった物質の混合物であることがわかりました。
なので、現在ビタミンPと呼ばれる純物質は存在しません。
さて、このルチンですが、ビタミンとは呼ばれませんが、その効果は抜群です!
特に「生活習慣病(心臓病,動脈硬化など)」に役に立ちます。
ルチンの効能について
主な効能は
- 抗酸化作用
- もろくなった毛細血管を修復,強化
- 血圧を上昇させる物質の作用を抑える
- ビタミンCの吸収を助ける
などです。
そもそも「高血圧」「動脈硬化」って、どのようなことが原因で起こるかご存知ですか?
ここで質問です。
これらの症状を引き起こすといわれている調味料はなんでしょうか?
(良く言われるので、簡単ですかね)
ここからは、高血圧,動脈硬化になるまでの流れを説明してみたいと思います。
- 塩分(ナトリウム)をとりすぎる
↓ - 血液中の塩分濃度が上昇
↓ - 塩分濃度が上がらないように、体内の水分量を増やす
↓ - 血液の体積が増大し、血流が激しくなり、血圧が上昇する
という流れが高血圧になるまでの流れです。
また、血管が傷つき、コレステロールなどがたまったり、血管自体の収縮が悪くなると、血管が狭くなるので血流が激しくなり血圧が上昇します。
少し話は長くなりましたが、今日のルチンは
- 抗酸化作用でコレステロールが血管にこびりつくのを防ぎ
- もろくなった毛細血管を修復,強化することで、血流をスムーズにして
- 血圧を上昇させる物質の作用を抑える
などの効果で、高血圧を防ぐというわけです。
(細かい内容を知りたい方は、こちらをご覧ください。)
最後に
このルチンは、ちょっと流行りの「韃靼そば」に多く含まれています。
普通のそばにも含まれていますが、韃靼そばには約300倍含まれているとのことです。
そのこともあってから、このような商品を目にする機会が増えましたね。
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