冷たいおにぎりは、「おいしさ」はさておき「血糖値」には好影響なんです。理由はレジスタントスターチが教えてくれます。

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2016-05-15

こんばんは。
今日は「血糖値」が気になっている方にお伝えしたい情報です。
今回は「レジスタントスターチ」を紹介します。

レジスタントスターチとは

レジスタントスターチ食物繊維の一種です。
ただ、これまでと違って

  • 水溶性
  • 不溶性

の両方の性質を併せ持っている、珍しい食物繊維なんだそうです。
そして、「難消化性デンプン」と呼ばれることもあります。

「でんぷん」と呼ばれるわけですから、

  • ご飯

の中に多く含まれているわけですが、このレジスタントスターチ

  • 『冷たい』ご飯

に特に多く含まれています。
(炊き立てのご飯を冷やすことで、増えるんだそうです)

温かいご飯をわざわざ冷やして食べることに抵抗がある方もいるかと思いますが、それをするだけの価値がこのレジスタントスターチにはあるので、この後の内容を読んでいただいてもしよかったら、考えてみてください。

あっ、春香クリスティーンさんがチャレンジして成功したダイエットにも、このレジスタントスターチが関係しています。
(詳しくはこちらへ。)

レジスタントスターチの効能について

主な効能は

  • 血糖値コントロール
  • 便秘解消
  • 腸内洗浄
  • 空腹感抑制
  • カロリー抑制

などがあります。
(下から4つは食物繊維がもつことの多い効能ですよね)

では、ここから今日のテーマである

  • 血糖値コントロール

について説明していきたいと思います。

以前の質問しましたが、改めて質問です。
「血糖値」とは何のことでしょう?

答えは「血液中の糖(ブドウ糖)の量」です。

さらに詳しい内容を知りたい(思い出したい)方は、「クロム(Cr)」の記事をもう一度読んでいただけると良いかと思います。

今日紹介しているレジスタントスターチは、「難消化性」なので摂取しても消化されにくいということです。

消化されなければ(分解されなければ)、体内の糖量は増加しないことになります。

つまり、血糖値をあげる物質が生成されないわけですから、血糖値が上がりにくくなる、というわけです。

最後に

この記事で何度があげている「血糖値」を増加させるホルモンは

などありますが、減少させるために体の中で働いているホルモン1種類しかありません。
そのホルモンは何でしょうか?

答えは「インスリン」です。
こちらで紹介しています。)

つまり、レジスタントスターチを積極的に摂取することは

  • 体内の糖の量が急激に増加しなくなる
  • インスリンが反応できる範囲内の糖の量なので、余分な糖がなくなる
  • 中性脂肪(余分な糖から生成)がつきにくくなる
  • メタボや糖尿病などの「生活習慣病」にかかりにくくなる,ダイエットにも効果的!

と嬉しいご褒美もあります。

個人的には『冷たい』ご飯は、おいしさが損なわれるようでちょっと敬遠してしまいますが、このように取り上げられると考えますね・・・

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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