こんばんは。
今日は前回に引き続き「肌問題(シミ・にきびなど)で悩まれている」方にお伝えしたい情報です。
今回は「プロリン」を紹介します。
プロリンとは
このプロリンも、これまで紹介してきた「アミノ酸」の一種です。
ラクダのコブに豊富に含まれている成分で、このあと説明しますがあるタンパク質に多く含まれています。
また、食品では
- 豚肉
- 麩(特に焼き麩)
- 湯葉,高野豆腐
などに多く含まれているそうです。
プロリンの効能について
プロリンがもつ主な効能には
- 関節の痛みを和らげる
- 肌の再生
- シミや肌荒れの解消
- 離れてしまった細胞をくっつける
- 脂肪燃焼
などがあります。
これから、今日のテーマである「肌問題」について説明をしていきます。
上に挙げたプロリンの主な効能のうち、この問題に関係するのは、「脂肪燃焼」以外全てです。
「えっ?関節の痛みと肌問題とどう関係するの?」
「細胞をくっつける、って何?」
と思われた方もいらっしゃると思います。
では、ここで質問です。
一見すると関係ないような、これらに共通するある有名な物質(タンパク質)は何でしょう?
(肌と言えば・・・、と考えていただくと分かりやすいと思います)
プロリンは、このタンパク質の主要構成成分の1つであり、さらに、体内で反応して合成される「ヒドロキシプロリン」も同様だからだそうです。
(この2つで15~30%を占めているとのこと)
そもそも、骨と骨が接する関節は、軟骨で覆われており、その軟骨の50%がこのタンパク質なのは知っていますか?
つまり、このコラーゲンが衰える(減少する)と、
- 軟骨の弾力性が失われる
↓ - その結果、軟骨がつぶれる
↓ - 骨と骨が直接こすれるようことになり、痛みとなる
わけです。
また、コラーゲンが肌のハリや弾力性に大きく関係しているのは、承知の事実だと思います。
ですから、このコラーゲンの主成分であり、さらに一度破壊されたコラーゲンを修復する力も合わせもつプロリンは、肌問題を考える上でとても大事な化合物なわけです。
(プロリンは「コラーゲンにおけるアミノ酸のドン」と呼ばれることもあるそうです)
最後に
このプロリンは、「ビタミンC(アスコルビン酸)」と一緒に働くことで、より高い効果を示してくれるんだそうです。
ですから、摂取するときは「アスコルビン酸(ビタミンC)」と一緒がいいということになりますね。
どうやら「小松菜」には、このどちらの物質も多く含まれているようです。
良かったら、こちらのページを参考にされてみてはどうでしょうか。
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