こんばんは。
今日は「痛風」で悩まれている方にお伝えしたい情報です。
今回は「モリブデン(Mo)」を紹介します。
モリブデンとは
モリブデンもこれまで紹介してきた「ミネラル」の一種です。
また、
- レバー
- 乳製品
- 豆類,種実類
などに多く含まれていますが、前回の「セレン」と同様、土壌に十分なモリブデンが含まれているので、通常の食生活を送っていれば摂取量が不足することはないそうです。
モリブデンの効能について
主な効能は
- 痛風の予防
- デトックス作用がある
- 貧血の予防
- 食道ガンの予防
です。
食道ガンの予防に関しては、中国の土壌におけるモリブデン濃度が低い地区では、食道ガンになる人が多いという研究結果が得られたり、飲料用水中のモリブデン濃度が低い地域でも、食道ガンによる死亡率が高いことが分かっているそうです。
(ただ、まだモリブデンとガンの直接的な関係がはっきり分かっているわけではないそうなので、これからの研究を期待したいと思います。)
それでは、これから今日のテーマ「痛風の予防」に関して説明をしていきたいと思います。
ます、質問です。
この「痛風」の原因となる物質はご存知ですか?
(健康診断などを受けると「・・・値」として表示されますよね)
(健康診断では「尿酸値」と表示されます)
この物質がどのように痛風に影響しているかは、下の動画でご確認ください。
(とくに1:37からの図が分かりやるいと思います。)
では、今日のモリブデンと痛風の関係を説明します。
今日2つ目の質問です。
上の動画でも出ましたが、この尿酸は体内で合成されるのですが、その原料となる物質は何でしょう?
食品の中に含まれる量などに関しては、次のHPをご覧ください。
モリブデンは、この物質を尿酸に変換する際、酵素のはたらきを活性化させる役割をもっています。
尿酸値を気にされている方からすれば
「ん?それじゃ、モリブデンを含んだ食品を摂らなければ良い?」
「プリン体自体を摂取しなければ良い?」
と思う方がいるかもしれませんが、実際問題、それは不可能です。
プリン体もモリブデンも大なり小なり、全ての食品に含まれているからです。
となると、できることは「プリン体を含む食品の摂取量を抑える」ということです。
(それ以外の予防法は上の動画で説明されています。)
最後に
モリブデンは現在とても需要が高まっている金属で
- 融点が高い
- 加工がしやすい
ため「ロケットやハイブリッドカーの基盤」で使われています。
さらに家庭用の薄型テレビの液晶パネルにも使われているそうです。
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