こんばんは。
今日は「口臭が気になっているんだけど・・・」という不安に思われている方にお届けしたい情報です。
今回は「ラウリン酸」を紹介します。
ラウリン酸とは
ラウリン酸は
- 飽和脂肪酸
- 中鎖脂肪酸
に含まれる脂肪酸です。(これらは以前の「脂肪酸について」「飽和脂肪酸について」で紹介しています。)
また、ラウリン酸は
- パーム油
- ヤシ油
などに多く含まれています。
さて、実はこれらの油以外にもう一つ「ある食品」に多く含まれています。
この食品から作られた「・・・オイル」は、石原さとみさんや道端ジェシカさんたちが使用していて、有名になりました。
さて、この食品は何でしょう?
(ココナッツオイルを使用しているのです)
具体的な使用法は「オイルプリング」という手法です。
(詳しくは下の動画をどうぞ。)
このラウリン酸をうまく利用すれば、口腔内をきれいに保つことができるということです。
ラウリン酸の効能について
主な効能は
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
- 免疫力強化
などがあります。
この中で今日のテーマ「口臭」に関係するのは
- 抗菌作用
ですね。
すでに前述した「オイルプリング」も、この抗菌作用を利用しています。
具体的には、口腔内の様々な菌(虫歯菌なども含めて)に作用するわけです。
合わせて、水虫の原因菌である「真菌」にも効果を発揮することが分かっているようで、お風呂上がりのボディケアにココナッツオイルを使うことで、水虫の予防や水虫の改善効果があるとのことです。
さらにこれまでの研究結果によると
- インフルエンザ
- C型肝炎
- エイズ
- 食中毒
などにも効果があると分かってきているんだそうです。
また、今日のテーマからはそれますが、このラウリン酸は「人間の母乳」にも多く含まれています。
「母乳で育った赤ちゃんは風邪をひきにくい」
などと言われていますが、それはこのラウリン酸によって、赤ちゃんの免疫力が向上しているからかもしれませんね。
(それを受けて、最近の赤ちゃんの粉ミルクには、ほぼほぼラウリン酸が加えられているようです)
最後に
ラウリン酸を多く含むココナッツオイルの有用性を書いてきましたが、気を付けていただきたいことが一つあります。
それは、もしこのオイルを使われるのならば上の動画でも説明されていましたが、「天然由来」の「ヴァージンココナッツオイル」を使用すること!
実は、ココナッツオイルには「人工合成されたもの」もあり、こちらはなんと「水素化」して合成したものです。
これは、「不飽和脂肪酸について」の最後に取り上げた「トランス脂肪酸」と同じ反応で合成しているということです。
体に良いはずがないですよね・・・
このような商品を「ココナッツオイルだから、身体によいですよ!」と売り出す会社に不信も持ちますが、きちんと情報をもつことで主体的に対応したいですね。
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