美容/健康

子供の成長にこれは欠かせない!ヒスチジンは意外な効果も持つアミノ酸なのです。

-アミノ酸

2015-12-20

こんばんは。
今日は「発育期の子供がいる親御さん」に耳寄りの情報です。
今回は「ヒスチジン」を紹介します。

ヒスチジンとは

このヒスチジン必須アミノ酸として認められていますが、正確には

  • 子供の時:体内で生成されない
  • 大人の時:体内で生成される

という物質です。

ただ、大人になり体内で合成できたとしても、摂取する量が不足すると必要量に達せず

  • 皮膚疾患
  • 神経の異常

などが起きてしまうため、継続的な摂取が必要な必須アミノ酸なんだそうです。

食材としては「青魚(まぐろ、かつお、ぶり、さば、さんまなど)」に多く含まれています。

ヒスチジンの効能について

ヒスチジンのもつ主な効能は

  • 成長促進(発育期に必要なんですから想像しやすいですよね)
  • 慢性関節炎の緩和
  • ダイエット効果
  • 脳神経を保護する効果

があります。

この中から「成長促進」に関して説明したいと思います。

人間が成長するためには、「適切な運動」「栄養豊富な食事」そして「成長ホルモンの分泌」が必要不可欠です。

そして、この成長ホルモン、特に「子供の成長ホルモン」の分泌の促進にヒスチジンは関与しています。

また、ヒスチジン

  • 赤血球の形成
  • 神経機能の補助

など、こちらも成長に必要な機能に関わっています。

これらは、子供のときにだけ必要なのではなく、大人になっても必要なこと。
なので、体内で合成できるようになっても、ヒスチジンは大人にも必要な物質ということがわかります。

また、ヒスチジンは神経伝達物質である「ヒスタミン」に体内で変換されます。
そのヒスタミンは、

  • 血圧を下げる効果
  • 貧血の治療

などに注目されていた化合物ですが、研究の結果

  • ダイエット効果

があることも分かってきました。

ポイントになるのは、ヒスタミンが「食欲を抑制してくれる」ということです。

さらに、ヒスタミンは脂肪の燃焼も促進してくれるとのこと。

二つの効果でダイエットの大きな味方になってくれる、とても嬉しい物質なんです。

最後に

ここまでヒスチジン、そして「体内で合成された」ヒスタミンの有用性を説明してきました。
ただ、ヒスタミンを「直接」摂取してしまうと、食中毒などを引き起こしてしまうので、注意が必要です。

詳しい話はヒスタミンのページで紹介しますが、ヒスチジンを含む食材を「新鮮なうちに食べる」ことで防ぐことができます。

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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