こんばんは。
今日は「みかんは中身だけ食べている」という方に、「そんなことが・・・」と驚かせる話をしたいと思います。
今回は「ヘスペリジン」について説明します。
ヘスペリジンとは
この化合物も前回,前々回のルチン,ケルセチンと同じで、以前は「ビタミンP」と言われていた混合物の一種です。
また
- ミカン,レモンなどの柑橘類
- さくらんぼ
などに多く含まれています。
ヘスペリジンの効能について
このヘスペリジンの主な効能ですが
- 摂取したビタミンCを安定化し、効果的に作用するようにする
- 高血圧予防やコレステロール値の低下など生活習慣病の予防
- もろくなった毛細血管を修復,強化(血流をスムーズにする)
- 花粉症などのアレルギー反応による炎症を抑える
などがあります。
ここまで読んで、「んで、みかんの食べ方って何なの?」と思われた方、それでは説明していきたいと思います。
まず、上に示した効能がみなさんの健康に大切なことばかりなのは分かっていただけると思います。
特に、一番初めに示した
- 摂取したビタミンCを安定化し、効果的に作用するようにする
は、ビタミンCが体のあちこちで健康に好影響を及ぼしてくれていることは承知の事実だと思います。
実は、このビタミンCという物質は「熱」などをきっかけに変化しやすい物質なのです。
つまり、摂取することを目的に調理をする場合には、少々工夫が必要ということです。
(詳しくは、こちらを参考にしてください。)
少し話はそれましたが、みかんの食べ方について話をしたいと思います。
実は、ビタミンCを多く含んでいる「実」を包んでいる「中袋」、そしてそこについている「白いすじ」にヘスペリジンは多く含まれています。
つまり、みかんに限らず柑橘類は「皮ごと」食べた方が健康には良いということです。
味や触感を考えると躊躇するかもしれませんが、チャレンジしてみる価値はあると思います。
最後に
また、余談になりますが、
- もろくなった毛細血管を修復,強化(血流をスムーズにする)
ことによって、体のすみずみまで熱が伝わるようになり、「冷え性」が改善されるんだそうです。
以前紹介したショウガオールと組み合わせると、効果は大きいと思います。
(こんなレシピがありました。加熱で物質が壊れてないかはちょっと心配ですが・・・。)
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