こんばんは。
今日も前回に引き続き「ガンの予防,免疫力の強化」に意識がある方に読んでいただきたい情報です。
今回は「(β-)グルカン」を紹介します。
グルカンとは
このグルカンもこれまで説明した物質同様、水溶性食物繊維の一つです。
(調べてみると、その水溶性は大きくないようです)
そして、
- まいたけ
- しいたけ
- エリンギ
など、きのこ類に多く含まれています。
ここで質問です。
ここ数年、「ガンに効果的な食材」として取り上げれらているきのこ(複数のきのこの通称名なんですが・・・)があるんですが、ご存知ですか?
本来は「ハラタケ属」という種類を示す名称で
- ハタタケ
- ツクリタケ
- シロオオハラタケ
などがあるんだそうです。
(こんなきのこです。)
グルカンの効能について
主な効能は
- 免疫力の向上
- ガンの抑制
- コレステロール値の低下
- 腸内環境を整える
などがあります。
今回は簡単にですが、「免疫」について説明をしてみたいと思います。
今日2回目の質問です。
「免疫」とはそもそもどのようなシステムなんでしょうか?
(簡単に言えば「病原菌などを撃退するシステム」ですね)
こちらの動画は、東大医学部が「免疫システムとワクチンの役割」をドラマ仕立てにして紹介してくれている動画です。
楽しく勉強できます!
見ていただければわかると思いますが、体内では異物(ウィルスなど)に対して、それを撃退する様々な細胞がはたらいているわけです。
そして、今回紹介しているグルカンは、ここで登場している「マクロファージ,nk細胞,B細胞」などを活性化する役割をもっているんです。
つまり、ウィルスなどへの免疫力を高めることができるわけなんです。
これは、日常生活でいえばウィルスで引き起こされる
- 風邪
- アレルギー症状
などの予防,改善に役に立つというわけです。
合わせて、この免疫力の向上によってガン細胞が増殖することを防いでくれます。
前回の「フコイダン」でも同様の効能を説明しましたが、違いは
- フコイダン:ガン細胞にだけ特化して攻撃する(死滅させるんでしたよね)
- グルカン:ガン細胞以外にも対応できる自己防衛能力を高める
となっています。
言い換えればスペシャリスト(フコイダン)とジェネラリスト(グルカン)といったところでしょうか。
どちらがいい?というわけではなく、どちらも良い!わけですから、ともに摂取したいですね。
(こんな商品、ありました!)
最後に
このグルカンは消化されることなく、腸まで届くため、「コレステロール」を吸着して一緒に体外に排出されます。
このことから、コレステロール値の上昇を抑える効果もあります。
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