こんばんは。
今日は「体脂肪を少しでも減らしたい」と考えられている方にお役に立つ情報です。
今回は「キチン」と「キトサン」を紹介します。
キチンとキトサンとは
キチンは不溶性食物繊維の一つ,キトサンは水には溶けませんが、胃酸などには溶ける性質をもつ食物繊維です。
そもそも、今回2つの物質を並べて紹介するにはわけがあります。
まず、キチンは
- カニの甲羅
- エビの殻
などに含まれる物質です。
それに対して、キトサンはこれらに含まれているのではなく、キチンを化学処理(この処理は「アセチル化」と言います。受験生のお子さんがいらっしゃったら聞いてみてください。入試必須事項です!)して合成するものです。
こんな動画ありました。
どちらも食物繊維として作用するのですが、その役割が少々異なります。
(水溶性の違いがありますからね。)
両物質の効能を利用したいので、一般的にはキチンを「全て」反応させるのではなく、「一部だけ」反応させて、キチンとキトサンの「混合物」として利用しているわけです。
このような経緯から、今回は両物質を並べて紹介することにしました。
キチンとキトサンの効能について
主な効能は
- コレステロール値の低下
- 体脂肪がたまりにくくする
- 高血圧の予防
- 免疫力向上
- 解毒作用(デトックスですね)
などがあります。
この中から、今日のテーマである
- 体脂肪がたまりにくくする
について、説明していきたいと思います。
「体脂肪」と言っても色々ありますよね。
ここで質問です。
大きく分けて2つある「体脂肪」を知っていますか?
- 皮下脂肪
(皮膚のすぐ下の内側にある脂肪) - 内臓脂肪
(お腹まわりの筋肉(腹筋)と内臓の間につく脂肪)
の2つです。
前者の脂肪は明らかに「脂肪がついた!」とわかるものですが、後者の脂肪は「隠れ肥満」の原因となります。
そして「隠れ肥満」は「生活習慣病」の原因となります。
(詳しくはこちらのページへどうぞ。)
今日紹介するキチン・キトサンは、この2つのどちらも減らすことができます。
なぜなら、キチン・キトサンは
- 自身が体外に排出される間に、中性脂肪と結合する
ことができるからです。
(ここで挙げた「中性脂肪」というのは、前述した「体脂肪」のもととなる物質で、体内に「中性脂肪」が増えすぎるとそれが「体脂肪」へと変換されます。)
つまり、キチン・キトサンを体内に取り込むと、結果的に体内に脂肪がたまりにくくなるというわけです。
最後に
キチン・キトサンの
- 解毒作用(デトックスですね)
や、キチンから合成できる「キチンオリゴ糖」などの説明の動画です。
良かったらどうぞ。
おすすめの関連記事
2016-07-10
幼少期の脳の発達に欠かせない!アラキドン酸のすごさを理解してみましょう。
2016-07-10
リノレン酸にはいくつか種類がありますが、どれもいいものばかり。アレルギーにアトピ・・・
2016-07-03
「脂でスキンケア?」意外かもしれませんが、業界では有名な話なんですよ。キーになる・・・
2016-07-03
オリーブオイルが体に良いとされているのは、なぜか知っていますか?オレイン酸がその・・・
2016-06-25
脳の活動を活発にしたかったら、この物質の力を借りましょう。ドコサヘキサエン酸は記・・・
SHARE