美容/健康

緑黄色野菜が嫌いな人ほど読んで欲しい。カロテンの凄さを知ろう!

-ビタミン

2015-10-16

こんはんは。
今日は「緑黄色野菜なんて嫌いだ!なんで食べなきゃいけないんだ!!」と嘆いている方に伝えたい情報です。
今回は、前回の「ビタミンA(レチノール)」でも紹介した「βカロテン」の紹介です。

βカロテンとは

βカロテンは「緑黄色野菜」に多く含まれているのは、有名な話ですよね。

ちなみに、効果的に摂取するには生よりもジュースの方が効率的のようです。

βカロテンの効能について

βカロテンの主な効能には

  • 視力を正常に保つ
  • 皮膚や粘膜などの働きを活発にして、病原菌やウィルスから体を守る
  • がんの予防になる
  • 抗酸化作用

などがあります。

初めの3つは、前回紹介した「ビタミンA(レチノール)」と同じ効能です。

それはそうですよね!これも前回紹介した通りで、βカロテンを摂取すると、体内で必要量分だけビタミンA(レチノール)へと変換させるのですから。
ちなみに、このように「ビタミンに変化する前(Pro)の化合物」を「プロビタミン」と呼んでいます。

あっ、話は変わりますが
「βカロ『チ』ンと異なる化合物なの?」
と不思議に思った方いらっしゃいますか?

綴りを確認してみると

  • ドイツ語表記:carotin
  • 英語表記:carotene または carotin

とありました。

どうやら、昔の医者や栄養士がドイツ語から来た
「カロチン」
という呼び方を先に広めただけで、同じ物質を示しているとのことです。
(医学用語にはドイツ語が残ってますよね、「カルテ」とか)

その後、2000年に公表された
「五訂 日本食品標準成分表」
から、今の
カロテン
と呼び方を変えたそうです。

最後に

この「βカロテン」は左右対称の構造をしています。
そして、鎖の真ん中で切断されると、二つの「レチノール」が生成するという仕組みになっています。
(興味がある方は、こちらをどうぞ!)

「どのような反応で、分解されるのか?」
を考えるのも自分が大学で専攻していた「有機化学」の勉強です。

そのように興味を持ち、調べることで「有機化学」の楽しさが分かってくると思います。

SHARE

安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

カテゴリー

タグ

アーカイブ