こんばんは。
今日は「最近体調が優れないんだよね・・・」とお悩みの方にお届けしたい情報です。
今回は「アスパラギン酸」を紹介します。
アスパラギン酸とは
前回の「アスパラギン」と同様、このアスパラギン酸もアスパラガスから発見されたアミノ酸です。
また、「フェニルアラニン」の回に紹介した人工甘味料「アスパルテーム」を構成しているアミノ酸の一つでもあります。
アスパラギン酸は
- アスパラガス
- 豆類
- サトウキビ
- 肉類
- もやし
などに含まれています。
調べてわかったことですが、「もやし」はダイエットの強い味方になってくれる食材ですね!
なぜなら、アスパラギン酸以外にも、美肌効果のある「ビタミンC」や食物繊維,血圧低下作用がある「カリウム」「GABA」が多く含まれ、1袋まるまる食べても35kcalにしかならないからです。
(こんなレシピありました。湯に通す時間が短いので、アスパラギン酸やビタミンCが溶け出ていないと思います。)
アスパラギン酸の効能について
アスパラギン酸の主な効能には
- 疲労回復
- 体調を整える
- アンモニアの解毒
- スキンケア
などがあります。
(アンモニアの解毒に関しては、前回のアスパラギンで説明をしたので、そちらをどうぞ)
では、これからは今日のテーマ「疲労回復」「体調を整える」効果に関して説明したいと思います。
それでは質問です。
五大栄養素のうち、「人間の体の機能を正常に保つために必要なもの」はなんでしょう?
このアスパラギン酸はミネラルに大きく関係している物質なのです。
具体的に説明すると、アスパラギン酸は体内の
- カリウム(K)
- マグネシウム(Mg)
を細胞内に取り込む役割を担っています。
(これらのミネラルは病気になったり、ストレスを感じると消費してしまいます。)
これらのミネラルが大切である理由は、体内で起こる「クエン酸回路(TCA回路)」という炭水化物(糖質)を消費してエネルギーを作り出すシステムを効果的に動かすために必要不可欠なものだから、です。
さらに、この回路が円滑に動いているときは、疲労物質と言われている「乳酸」もエネルギーに変換され、疲労が取れることにも繋がるのです。
最後に
アスパラギン酸は、ここまでの役割以外に
- タンパク質
- 神経伝達物質
の合成にも使われます。
ここで、アスパラギン酸から合成された神経伝達物質は、細胞の興奮を鎮め、気持ちを落ち着かせる効果があるとも言われています。
以前紹介した「ナイアシン」の知識と合わせると、仕事後の晩酌の際には「ピーナッツ」が良いことが分かります。
心も体もリフレッシュできますよ!
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