こんばんは。
今日は「子供の成長が気になる」方や「疲労が抜けにくくなってきたんだよね・・・」と嘆かれている方にお届けしたい情報です。
今回は「アルギニン」を紹介します。
アルギニンとは
このアルギニンは必須アミノ酸ではないのですが、生成量が不足しがちなので「準必須アミノ酸」という位置づけです。
なので、食事やサプリメントによる摂取をする必要があるとのことです。
では、どのような食材にアルギニンが含まれているかというと
- 鶏肉
- 大豆製品
- マグロ
- ナッツ類
などです。
補足としては、これらの食材を使ってアルギニンを摂取する場合は、「柑橘系や酢の物」と一緒に食べるといいんだそうです。
なぜかというと、柑橘系や酢の物に入っている「クエン酸」がアルカリ性のアルギニンを中和して、胃などを刺激する副作用を押させてくれるからなんだそうです。
アルギニンの効能について
アルギニンの主な効能は
- 成長ホルモンの分泌を促進
- 免疫力を高める
- アンモニアの解毒効果
- 血流の改善
- スキンケア
などがあります。
ここからは今日のテーマ「成長ホルモンの分泌促進」と「疲労改善」について説明したいと思います。
どちらのことにもかかわっている「成長ホルモン」について簡単に説明すると
- 代謝(三大栄養素を燃焼してエネルギーを合成すること)をコントロールしている
- 成長期は分泌がピーク。その後減少。
(40代でピークの約半分,80代では20分の1に)
というものです。
そして、減少することによって、基礎代謝が下がってしまい
- 体脂肪の増加
- 筋力の低下
- 骨密度の減少
- 強い疲労
- 意欲の低下
などが引き起こされてしまうんだそうです。
つまり、アルギニンを摂取することで、これらを防ぐことができるんだそうです。
例えば、運動選手は以前紹介した「BCAA」とともに、このアルギニンを積極的に摂取しているんだそうです。
(このような商品もあります。)
また、最近はやりの「エナジードリンク」にも、アルギニン配合のものが増えてきました。
おまけですが、アルギニンは、高血圧・狭心症・心筋梗塞の治療にも使われています。
なぜ、用いることが出来るのかと言うと、血管を緩めたり、動脈を柔らかくする役割を担っている「一酸化窒素」の合成に関係しているからです。
最後に
このようにとても効果的なアルギニンですが、「過剰症」に注意が必要です。
目安は「1日5g以上」で、これ以上の摂取をすると
・下痢
につながってしまいます。
まあ、「1日5g以上」の摂取は、自分の好きな納豆に置き換えると
「1日に10パック以上」
なんだそうで、気にする必要はない思いますけど、念のため載せました。
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