こんばんは。
今日は、以前も紹介しましたが「肝臓のことを気にせず、お酒を一杯飲みたい!」という方にお届けしたい情報です。
今回は「アラニン」を紹介します。
アラニンとは
このアラニンも、前回紹介した「グリシン」と同様に、以前オーストラリアに落ちた隕石から微量ですがみつかり、「宇宙にもその存在があるのでは?」という発想のもと、研究が始まった非必須アミノ酸です。
一方、このアラニンは
- シジミ
- あさり
- かに
- 海苔
- 牛や豚のレバー
などの多く含まれています。
ここで質問です。
この中のある食材が実際に「二日酔いによく効く商品」と注目され販売されているのですが、その食材は何でしょう?
こちらの動画にもありますが、味の素で「ノ・ミカタ」という面白いネーミングで販売されています。
アラニンの効能について
アラニンには次のような効能が認められています。
- 肝機能の改善
- 運動の持続
- スキンケア
- 脂肪の燃焼
この中で今日のテーマ「肝機能の改善」について説明していきたいと思います。
以前、「スルフォラファン」のときに説明しましたが、二日酔いに関係しているのは、エタノールから合成される「アセトアルデヒド」という物質です。
このアラニンは、このアセトアルデヒドの分解効率を上げてくれる物質なのです。
この後紹介します「グルタミン」とセットで使えば、効果はさらに上がるんだそうです。
これ以外でも
- 肝臓の損傷を修復
- 他の栄養素(オルニチンなど)を活性化する
- アルコールを素早く輩出する
などの効果でも肝臓を守ってくれています。
(詳しくは、こちらのページをご覧ください。)
最後に
効能にもあげた「脂肪の燃焼」について簡単に触れておきたいと思います。
このアラニンと「リシン」「アルギニン」「プロリン」の4つのアミノ酸を合わせて「脂肪燃焼系アミノ酸」と呼んでいます。
これらは脂肪の燃焼に必要な「リパーゼ」という酵素を活性化することができるんだそうです。
(「酵素」とは、生内に存在し目的の反応を起こしやすくするために使う「触媒」です)
そして、活性化された「リパーゼ」の影響で、「脂肪が燃焼されやすくなる」のだそうです。
こんなCMありましたよね。
(いくつかのCMを合わせています)
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