美容/健康

興奮することとダイエットには関係性がある?アドレナリンはダイエットにピッタリのホルモンなんです。

-ホルモン

2016-03-16

こんばんは。
今日は「ダイエット」という言葉に反応される方にお役に立つ情報です。
今回は「アドレナリン」を紹介します。

アドレナリンとは

このアドレナリンは、以前紹介したアミノ酸「チロシン」から合成されます。
なので、以前紹介した「ホルモンとは」でも書きましたが、

  • アミノ酸誘導体ホルモン

に属するわけです。
(また、アドレナリンは「神経伝達物質」としても機能しています。)

また、アドレナリンは「闘争か逃走(fight or flight)のホルモン」とも呼ばれています。

人間は危険な状況に直面すると、アドレナリンの分泌量が増加します。
その結果、脳内の酸素量が増加し「注意力が向上」したり、筋肉内の血流が増えることで「瞬間的に力が出る(火事場のクソ力ですね)」などで、危機的状況を回避しようとするわけです。
(詳しい説明はこちらへ。)

火事場の馬鹿力に関しては、この動画が分かりやすいと思います。
* この動画は4:45からの内容は初めからと同じになってしまっています。

アドレナリンの効能について

主な効能には

  • 脂肪燃焼の促進
  • 血糖値を高める
  • 心臓の働きを強めて血圧を上げる

などです。

今日のテーマと関連するのは

  • 脂肪燃焼の促進

だけのように感じるかもしれませんが、実は

  • 血糖値を高める

も関係しているんです。

ここからは、アドレナリンと脂肪燃焼の関係を説明したいと思います。

ここで質問です。
「空腹感」って、どうして生じるかご存知ですか?

答えは「血糖値が下がることによって生じる感覚」です。

ここで、アドレナリンは、肝臓に蓄えられていたブドウ糖を、血液中に放出する(血糖値を上昇させる) 役割を担っており、この作用によって「空腹感」が減少するんです。
空腹感がなければ、食べようとしなくなりますよね。
なので、ダイエットに繋がるわけです。

さらに、アドレナリンは体内で脂肪が燃焼する際にはたらく酵素「リパーゼ」のはたらきを活性化する役割も担っています。

つまり

  • 空腹感の減少
  • 脂肪燃焼

アドレナリンはダイエットにはピッタリというわけです!

それでは放出量を増やすには、どうすればいいのでしょうか?

手軽に放出するには「ウォーキング」などの運動がいいそうです。

なぜなら、運動するとアドレナリンを放出する神経を刺激することができるからだそうです。

最後に

突然ですが、「シャウティング効果」って知ってますか?
例えばスポーツ選手が試合や演技の前に大声を出して気合を入れるアレです。

実は、この大声を出すということは、化学的にも理にかなったことであるとされています。
その流れは

  • 大声を出して、脳に刺激を与える
  • 脳からアドレナリン分泌の指令が出る

です。

印象に残っているのは、ラグビーのオールブラッグス(ニュージーランドチーム)の「ハカ」ですかね。
この迫力、気合入りまくりですよね!

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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