こんばんは。
今日は「ダイエット」という言葉に反応される方に、ぜひお届けしたい情報です。
今回は「クロム(Cr)」を紹介します。
クロムとは
クロムもこれまで紹介してきた「ミネラル」の一種です。
クロムという名前はギリシャ語で「色」を示すクロマ(chroma)から名付けられたそうです。
また、このクロムが入っていることでルビーはキレイな赤を示すんだそうです。
(ちなみに、ほぼ同じ組成のサファイヤは鉄やチタンが含まれていて青を示すんだそうです)
クロムは
- 海産物(あさりや海苔)
- 卵
- 穀類(玄米など精製していない穀類に特に多い,そばなど)
- 肉類(牛肉,豚肉,鶏肉など)
に多く含まれています。
クロムの効能について
主な効能は
- 糖尿病の予防
- 動脈硬化、高血圧の予防
です。
(「はい?ダイエットのダの文字もないじゃないか!」と憤慨されている方、もう少し待っていてください!)
ここで、質問です。
糖尿病の話が出てくると、ほぼ間違いなく「血糖値」という言葉が出てきますが、この「血糖値」とは何のことだかわかりますか?
詳しい説明はこちらの動画をご覧ください。
ただ、病気の原因になる糖質は「人間が活動をするためのエネルギー源」となるため欠かすことができません。
具体的にはどのようにしてエネルギー源になるかというと
- 食事などで摂った糖質(デンプンなど)をブドウ糖に分解する(唾液の中の「アミラーゼ」などが補助をしてくれます)
↓ - 血液に吸収され、体のあちこちの筋肉などに運ばれます
↓ - インスリンというホルモンの力を借りて、筋肉細胞にブドウ糖を取り込みます
↓ - 取り込んだブドウ糖を酸素と反応させてエネルギーを合成します
という流れです。
ちなみに、摂りすぎた糖質は、肝臓などで「グリコーゲン」という物質に変換して、貯蔵します。
ここで、今日紹介するクロムの役割は「インスリンの補助」なのです。
つまり、クロムが正常に働くことは、血液中のブドウ糖を各組織にきちんと供給することになり、その結果血液中、さらには体内のブドウ糖の量が減少することになるんです。(血糖値が下がるということです。)
また、合わせてこのインスリンは
- 脂肪
- コレステロール
の燃焼効率を向上させる役割を持っているんだそうです。
このことから、クロムは「代謝のミネラル」とも呼ばれています。
お待たせしました!
もうお分かりだと思いますが、クロムにはこれらを燃焼させ、減少させることで「ダイエット」に繋がるということです!
(ちなみに、アメリカのダイエット研究科にもその効能は認められています)
最後に
糖尿病にも種類があることをご存知ですか?
こちらの動画は、少々長いですが、糖尿病の種類や最先端の糖尿病治療を説明しているものです。
ぜひ、一度見てみてください!
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