美容/健康

ヨウ素の力を借りれば基礎代謝を高められます。その結果、キレイで健康な体がゲットできるんです!

-ミネラル

2016-02-07

こんばんは。
今日は「基礎代謝を高めたい」と思っているからに大切な情報です。
今回は「ヨウ素(I)」を紹介します。

ヨウ素とは

ヨウ素はこれまで紹介してきた「ミネラル」の一種です。

ヨウ素

  • コンブ
  • わかめ
  • ひじき

などに多く含まれており、そのことから「海のミネラル」と呼ばれることもあります。

これらの海藻類をよく食べる日本人は、基本的にヨウ素が欠乏することはないそうです。
(これらをあまり食べないアメリカでは、食塩にヨウ素の化合物を添加するくらいしないと、欠乏してしまうんだそうです。)

また、ヨウ素といえば「ヨウ素デンプン反応」ですよね。
これは小学生の理科でも、高校の化学でも扱う内容です。

ヨウ素の効能について

主な効能は

  • 基礎代謝を高める
  • 成長を促進する

です。
ただ、どちらも

  • 甲状腺ホルモンの分泌を高める

という効果から生じる効能です。

さて、ここで質問です。
このホルモンをつくっている「甲状腺」とは体のどの部分にあるでしょうか?

答えは「のどぼとけの下」です!
こちらのHPに詳しい場所と、甲状腺の形などが記載されています。

上述のHPにもありますが、この甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは

  • 体温の調整
  • 新陳代謝の促進
  • 心臓や胃腸の活性化
  • 脳の活性化

を担っています。

初めの2つの効果から今日のテーマである「基礎代謝」が高まり、その結果として呼吸が早まったり、酸素の消費量を高めたりなど、その後の2つの効果を引き出しているのです。

もちろん、新陳代謝が高まることで細胞の生まれ変わり、皮膚や髪,爪など含めた体の成長が促進されます。

さらにヨウ素は神経細胞や末梢組織の成長にもかかわるため、脳の活性化につながるわけです。

つまり、子供にとってヨウ素(それによる甲状腺の活性化)は大切な成分ということです!

ただ、甲状腺の機能が高まりすぎるのも危険です。

「バセドウ病」という病気を知っているでしょうか?

この病気は甲状腺の活動が活発になりすぎた結果、新陳代謝が以上に高まり

  • 脈拍が高まりすぎる
  • 汗を異常にかく
  • 暑がりになり疲れやすくなる
  • 微熱(37.5℃前後だそうです)が続く

などの症状が出ます。

要するに精神的にも肉体的にも「ハイ(異常)」な状態ということです。

なので、落ち着きがなくなったり、イライラがなくならなかったり、顔つきや目つきが悪くなるなどの症状がみられるとのことです。

この病気はもともと遺伝的になりやすい素因を持ってる人が多くかかる病気なんだそうですが、きちんと治療法が確立しているそうなので、きちんと治療をしてもらえば問題ないとのことです。

最後に

突然ですが「ヨード卵」って知っていますか?
他の卵に比べてコクがあっておいしいとされている卵です。

この「ヨード」は、今回紹介したのヨウ素のことなんです。

この卵を作るためには、鶏のエサに海藻粉末などを混ぜて産卵させているんだそうです。

まさに「海のミネラル」と「卵」のコラボレーションということです!

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安達 弘行

安達 弘行

TEPPAN塾長

化学専門塾の塾長を務めながら、大手予備校でも講座を担当しています。趣味は旅行と海外サッカーです。

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