こんばんは。
今日は「肌荒れが最近気になっているんだけど・・・」とお悩みの方に役に立てていただきたい情報です。
今回は「グルタミン酸」を紹介します。
グルタミン酸とは
突然ですが質問です。
グルタミン酸(正確にはグルタミン酸「ナトリウム」なんですが)は、ある台所に「あるもの」に多く含まれています。
それはなんでしょう?
(この商品には「旨味成分」として含まれていますね。機会があれば「旨味」を示す化合物も紹介してみたいと思います。)
また、グルタミン酸は
- 海藻(コンブから味の素はできたんですよね)
- 白菜
- 緑茶
などに含まれています。
グルタミン酸の効能について
では、グルタミン酸の主な効能を紹介します。
- アンモニアの解毒,利尿効果
- 脳の活性化
- 脂肪の蓄積を抑える
- 美肌効果
- 血圧を下げる
などがあります。
ここから、今日のテーマ「肌荒れ」に関係する「美肌効果」について説明したいと思います。
よく「潤いのある肌」って聞きますよね。
あれって、どうして「肌が潤うのか」知っていますか?
具体的に説明すると、人間の皮膚は
- 表皮層
- 真皮層
- 皮下組織
の3層に分かれています。
そして、表皮層の外気に触れる部分を角質層と言うんです。
この角質層の細胞内にある「NMF」という成分があります。
「NMF」の意味は
- Natural(天然)
- Moisturizing(保湿)
- Factor(成分)
です。
このNMFは、水分と結合しやすい性質をもっているため、「水分を含んだ潤い肌」ができるのです。
そして、このNMFの40%がグルタミン酸に代表されるアミノ酸から構成されています。
つまり、グルタミン酸を筆頭にアミノ酸が不足すると、NMFが体内で十分合成されず、その結果肌がカサカサになることに繋がるというわけです。
あっ、こんな温泉もあるみたいですよ。
機会があったら、行ってみたいものです。
最後に
上でも書きましたが、グルタミン酸は
- 脳の活性化
の効果も併せ持ちます。
具体的には興奮系の神経伝達物質としてはたらくことで脳機能を活性化させるんだそうです。
ただ、一部の方からは「摂りすぎは脳細胞に障害を与える!だから、味の素は買ってはいけない!!」という方もいるそうです。
実際、過度なグルタミン酸ナトリウムの摂取で脳細胞に損傷が出ている実験結果もあります。
しかし、その実験は
- 生後10~12日目のマウスに体重1kgあたり0.5gを経口投与
という設定。
これを味の素で行うとするならば
- 数10gの味の素の濃厚溶液を、直接チューブで赤ん坊の胃に流し込む
ということになります。
こんなことしないですよね。
なので、気にする必要はないということです。
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