こんばんは。
今日は「発育期の子供がいる親御さん」に耳寄りの情報です。
今回は「ヒスチジン」を紹介します。
ヒスチジンとは
このヒスチジンは必須アミノ酸として認められていますが、正確には
- 子供の時:体内で生成されない
- 大人の時:体内で生成される
という物質です。
ただ、大人になり体内で合成できたとしても、摂取する量が不足すると必要量に達せず
- 皮膚疾患
- 神経の異常
などが起きてしまうため、継続的な摂取が必要な必須アミノ酸なんだそうです。
食材としては「青魚(まぐろ、かつお、ぶり、さば、さんまなど)」に多く含まれています。
ヒスチジンの効能について
ヒスチジンのもつ主な効能は
- 成長促進(発育期に必要なんですから想像しやすいですよね)
- 慢性関節炎の緩和
- ダイエット効果
- 脳神経を保護する効果
があります。
この中から「成長促進」に関して説明したいと思います。
人間が成長するためには、「適切な運動」「栄養豊富な食事」そして「成長ホルモンの分泌」が必要不可欠です。
そして、この成長ホルモン、特に「子供の成長ホルモン」の分泌の促進にヒスチジンは関与しています。
また、ヒスチジンは
- 赤血球の形成
- 神経機能の補助
など、こちらも成長に必要な機能に関わっています。
これらは、子供のときにだけ必要なのではなく、大人になっても必要なこと。
なので、体内で合成できるようになっても、ヒスチジンは大人にも必要な物質ということがわかります。
また、ヒスチジンは神経伝達物質である「ヒスタミン」に体内で変換されます。
そのヒスタミンは、
- 血圧を下げる効果
- 貧血の治療
などに注目されていた化合物ですが、研究の結果
- ダイエット効果
があることも分かってきました。
ポイントになるのは、ヒスタミンが「食欲を抑制してくれる」ということです。
さらに、ヒスタミンは脂肪の燃焼も促進してくれるとのこと。
二つの効果でダイエットの大きな味方になってくれる、とても嬉しい物質なんです。
最後に
ここまでヒスチジン、そして「体内で合成された」ヒスタミンの有用性を説明してきました。
ただ、ヒスタミンを「直接」摂取してしまうと、食中毒などを引き起こしてしまうので、注意が必要です。
詳しい話はヒスタミンのページで紹介しますが、ヒスチジンを含む食材を「新鮮なうちに食べる」ことで防ぐことができます。
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