こんばんは。
今日は「最近、疲れやすくなってるんだよな・・・」とお悩みの方にお伝えしたい情報です。
今回は「ユビキノン」について紹介します。
ユビキノンとは
この物質も、これまで同様「ビタミン様物質」の一つで、体内で合成されます。
突然ですが質問です。
このユビキノンには、とても有名な別名があります。
以前の記事を読んでいただいた方なら覚えていると思いますが、何でしょう?
また、ユビキノンは体内に存在し、常に活動していますが、年齢とともに減ってしまいます。
それを
- レバー
- モツ
- 牛肉
- カツオ
などで補うことはできるのですが、現在はサプリメントで簡単に摂取できるようになりました。
カネカなどのメーカーが、このような商品を販売しています。
ユビキノンの効能について
さて、このユビキノンの主な効能を紹介します。
- 疲労回復効果
- 肌の老化を防ぐ効果
- 生活習慣病を予防する効果
- 関節痛を改善する効果
- 骨粗しょう症を予防する効果
などです。
では、ここから今日のテーマ「疲労回復」に関して話をしたいと思います。
まず、人間が色々な活動をするために必要なエネルギーはどうやって作られているか知ってますか?
次の流れでエネルギーは合成されています。
- 食物などを摂取して栄養を取り込む
- 細胞内にある「ミトコンドリア」でATP(アデノシン3リン酸)という物質を作る
- このATPを分解され、筋肉などが動くために必要なエネルギーが発生する(つまりATPはエネルギーの貯蔵庫というわけです)
となっています。
(この流れは大学受験で生物を選択している生徒であれば、説明できると思います)
ここで、②のプロセスを活性化する役割を担っているのがユビキノンなのです。
体内のユビキノンが不足すると、ATPが満足に合成できず、体が動くためのエネルギーも得にくくなるわけです。
逆に言えば、このプロセスが順調に進むのであれば、体が活発に動くようになり、その結果「疲労が回復した」と感じるようになるのです。
最後に
ただ、このユビキノンには大きく分けて
- 酸化型
- 還元型
の2つの形があり、前述の作用を期待するなら「還元型」を摂取するのがベストなんだそうです。
運動などで体力をつけることも必要ですが、化学的なアプローチで疲労を抜くことも大切。
うまく組み合わせていきたいですね。
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