こんばんは。
今日は、「ドロドロ血から解放されたい!」という方に、ぜひお届けしたい情報です。
今回は「ケルセチン」を紹介します。
このケルセチンは、前回紹介した「ビタミン様物質」であり、以前は「ビタミンP」と呼ばれていました。
ケルセチンとは
このケルセチンは
- たまねぎ(特に皮)
に多く含まれているそうです。
調べたところ、この皮に多く含まれているケルセチンを使った、次のような商品もありました。
さらに、生産者の方の努力もあって、このケルセチンを豊富に含む「さらさらレッド」という種類のたまねぎも生産されるようになったんだそうです。
(HPはこちらへ)
ケルセチンの効能について
では、ケルセチンの効能について説明したいと思います。
主なものは次のようになっています。
- 血管壁や毛細血管を強くする
- 抗酸化作用
- ビタミンCの吸収を助ける
- 脂肪吸収を抑制する
- 花粉症やアトピー性皮膚炎の改善
- 抗がん作用
まだ研究中の効能もあるようですが、これだけでも「美容,健康を維持する」上で、素晴らしい物質であることが分かっていただけると思います。
それでは、今日のテーマ「ドロドロ血」に話を移したいと思います。
そもそも「ドロドロ血」って、どうしてなるんでしょうか?
(少々難しいですが、考えてみてください!)
- 食事などで摂取した中性脂肪やコレステロールが、体内で処理しきれずにたまりやすくなる
- ストレスなどで活性酸素が発生し、たまりやすくなったこれらを酸化して「過酸化脂質(固い塊で「プラーク」と呼ばれます)」」となる
- 過酸化脂質の影響で血管が詰まりやすくなり、血管が破れやすくなる
- 血管の傷を治そうと血栓ができる
- 血栓の影響でさらに血液が流れにくくなり、ドロドロ血になる
というプロセスで血液はドロドロになっていくわけです。
ここでケルセチンの出番です!
上に挙げた効能のうち、上から4つがすべて、ドロドロ血になるプロセスをブロックしてくれます。
特に、抗酸化作用は吸収を助けるビタミンC(以前紹介しましたが、この物質にも抗酸化作用があります)の約3倍の効果があるという研究結果もあるそうです。
最後に
ケルセチンは痛みの元になる「炎症」を鎮めるために利用することもあるそうです。
具体的には、ケルセチンが「関節炎」に効果的であることが研究によって明らかになったそうです。
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