こんばんは。
今日は「カフェイン以外のもので集中したいんだけど、依存症があるから・・・」と悩んでいる方に有益な情報です。
今回は「テアニン」について説明します。
テアニンについて
突然ですがお茶に入っている「味」は4種類あることを知っていますか?
お茶に含まれている味と、その味を引き起こす原因物質には
の3つ(または4つ)があります。
つまり「テアニンが多いお茶は旨い」ということになりますよね。
(もちろん、渋味などもお茶には大切な要素ですけど)
そして、おいしいお茶と言えば「玉露」ですよね!
玉露は「直射日光を遮った畑(これを覆下茶畑と言うんだそうです)」で育てられます。
これは
- 茶葉は、まずテアニンを合成する
↓ - 直射日光があたるとテアニンが反応して、カテキンに変化する
となるので、お茶が渋くならないための工夫ということです。
誰が初めに考えたのかはわかりませんが、「直射日光を遮ってお茶を育てる」という発想は、化学的な見地から大正解だったわけです。
テアニンの効能について
このテアニンの効能には次のようなものがあります。
(あっ、ファイトケミカル共通の「抗酸化作用」は除きますよ)
- リラックス効果
- 寝付きを良くしてくれる
- 集中力向上
- 血管拡張効果(これにより「冷え性」対策になるそうです)
- 高血圧の予防
(この他にも現在研究によって明らかにされてきていると思います。)
この中で今日のテーマ「集中力向上」と「リラックス効果」「寝付きを良くしてくれる」は、その理由が同じなのでまとめて説明したいと思います。
それでは質問です。
前に示した3つのことに共通するキーワードはなんでしょう?
(これらの状態になったとき「出ている」と言われているアレ、のことです)
これが出ている状態が「リラックス」している状態であり、「集中」している状態であるのは有名な話ですよね。
テアニンの摂取後、30分ほどでこれが強く発生するんだそうです。
(詳しいデータはこちらへ。)
なので、テアニンは前述のような効能をもつというわけです。
最後に
本編からは離れますが、α波を使ったこのような動画もあります。
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