こんばんは。
健康を保つために「食事」を気にしている方、これからの情報を役に立ててください!
今日から何回かに分けて「ファイトケミカル」というグループに入る化合物をいくつか紹介したいと思います。
ファイトケミカルとは
さて、ここ数年で「ファイトケミカル」が入った商品を目にするようになりましたね。
- スープ
- サプリメント
など、色々な商品が販売されています。
ここでファイトケミカルとはどのような化合物のことを示すかご存知ですか?
今回は、この点について説明したいと思います。
「ファイト(fight)」と付くくらいだから、ケンカとか関係あるのかな(笑)?と思った方いませんか?
実はファイトケミカルは、アルファベット表記では『phyto chemical』と書くんです。
なので、「ファイト」ケミカルではなく「フィト」ケミカルと呼ぶ方もいるそうです。
この「phyto」はギリシャ語で「植物」を示す単語で、ファイトケミカルとは「植物由来の化学物質」が本来の意味になります。
そして、具体的には次のような化合物群がファイトケミカルのグループに入ります。
- ポリフェノール
- カロテノイド
- ビタミンC,E
などです。
並べてみると、体によさそうなものばかりですよね(笑)
そして、ファイトケミカルは、第7の栄養素と呼ばれていて、アミノ酸,炭水化物(糖質),脂質などと違って体内でエネルギーに代わるわけではないですが、栄養素として認識されています。
最後に
このファイトケミカルがなぜ体に良い影響を与えるのか、栄養素として注目をされるようになったのかを説明します。
このファイトケミカルには「抗酸化作用」というはたらきがあります。
人間は体内に取り込んだ酸素を使って、色々な化合物(アミノ酸や糖質など)を燃焼させてエネルギーを生み出し、生活をしています。
ただ、この酸素があまってしまうと、一度は聞いたことがあると思いますが「活性酸素」となり、人間の体内の本来酸化してほしくない色々な部分を酸化してしまうわけです。
(これが「老い」の原因の一つです!)
この酸化反応を防ぐのが「抗酸化作用」であり、その性質を持っているの化合物の1つがファイトケミカルというわけです。
言いかえれば、体の中が老いないように、そして体の中の健康を保つためにはたらいているのがファイトケミカルというわけですね。
みなさん!体の中からキレイになりましょう!!
次回からは具体的な化合物の紹介に入ります。
おすすめの関連記事
2016-07-10
幼少期の脳の発達に欠かせない!アラキドン酸のすごさを理解してみましょう。
2016-07-10
リノレン酸にはいくつか種類がありますが、どれもいいものばかり。アレルギーにアトピ・・・
2016-07-03
「脂でスキンケア?」意外かもしれませんが、業界では有名な話なんですよ。キーになる・・・
2016-07-03
オリーブオイルが体に良いとされているのは、なぜか知っていますか?オレイン酸がその・・・
2016-06-25
脳の活動を活発にしたかったら、この物質の力を借りましょう。ドコサヘキサエン酸は記・・・
SHARE