こんばんは。
今回は「つーん」と鼻にくる「あの化合物」について紹介します。
前々回で説明したい「ショウガオール,ジンゲロール」のときに、生姜の辛味成分という説明をしたと思います。
そこで、調べたのですが、どうやら辛味成分にも色々あるようです。
アリルイソシアネートとは
今回は「わさび」の辛味成分「アリルイソシアネート」について説明します。
突然ですが、みなさんに質問です。
わさびの辛みを味わうために「すりおろす」わけですが、これにはなぜかは知っていますか?
なので、出来るだけ細かくすりおろすのは、酸素に触れる表面積を広くするためです。
アリルイソシアネートの主な効能
また、わさびは食べるためだけではなく、役に立つ化合物であり色々なところで使われています。
代表的な例では「抗菌シート」ですかね。
(詳しくはこちらで)
このHPをみて、自分も驚いたんですが、「ばらん」にも、このアリルイソシアネートが使われているそうです。
あっ、もちろん他のファイトケミカル同様に「抗酸化作用」もあります。
なので、体の中からきれいにしてくれます。
このように「抗酸化作用」も「抗菌作用」も併せ持つとても素晴らしい物質ですが、気を付けないといけないのは「揮発性が高い」ということ。
したがって、実際に生のわさびを食すときは「おろしてからすぐに食べてください!それが一番美味しい食べ方です!」と言われるわけです。
これはアリルイソシアネートが揮発するよりも先に食べましょう、と同意なんですね。
(詳しくはこちらへ)
最後に
話は変わるのですが、わさびのことを調べていて「わさびパウダー」という商品があることがわかりました。
自分は見たことがないんですが、やっぱり辛いんだな・・・、ということをこの動画をみると分かります。
(危険なので、マネは絶対にしないでください!)
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